キジの羽 Feather og Pheasant 10×10 1/125
100倍で観察したキジの羽の断面です。シャッタースピードは1/125秒です。 キジはキジ目の鳥で、御存知の方も多いと思いますが、1947年に国鳥として指定されています。これは、特産主でもあるためです。雄は80cmくらいで、尾が40cmくらいもあります。深緑色をした羽の色で美しいですが、雌は雄より小さくて全身黄褐色であまり目立たず、尾が短いのが特徴です。開けた林にすみ、地上で穀物や種子,ミミズ,昆虫などの小動物などを食べています。早春の発情期に、雄はケーンケーンと鋭い声で鳴きます。この顕微鏡写真の羽を見ると太さは約0.4mmで 、表面部分は堅い骨質で覆われていて内部は小さな空孔で満たされています。骨質の厚さは約80μmで、内部の空孔は直径10μm程度でしょうか?このような構造であるためにキジの羽は強く軽くできています。一般的に鳥の羽や骨は中空です。同じ鳥類のクジャクの羽やニワトリの羽と比べてみると面白いでしょう。